- 荒川区の保活に関する基本情報
- 荒川区の保活の特徴
について解説します。 荒川区で保活を予定している方はぜひチェックしてください。
Contents
- 1 荒川区の保活の基本情報!特徴は?
- 1.1 両親フルタイムの点数は40点
- 1.2 ひとり親への加点は24点
- 1.3 同居の祖父母が無職の場合、減点が大きい(−6点)
- 1.4 兄弟加点は2点
- 1.5 年齢上限のある保育施設卒園に伴う転園は加点が高め(+4点)
- 1.6 在宅勤務の場合、勤務時間や給与によって−1点の減点となることも
- 1.7 正社員として内定した場合、加点は2点
- 1.8 2年以上の育休復帰による申し込みは加点あり(+2〜4点)
- 1.9 区外からの申し込みは二次申し込みのみ(転入予定であれば一次申し込み可能)
- 1.10 求職中の申し込みは一次申し込み対象外
- 1.11 入園初年度に利用調整時と異なる勤務条件で転職した場合、退園となるので注意
- 1.12 同一点数になった場合の優先順位を調整する条件があるので、要確認
- 1.13 保活の相談にのってくれる保育コンシェルジュというサービスがある
- 2 荒川区の保活難易度は?
- 3 荒川区で保活する人へ:1歳児クラスは激戦だが、エリアによってはフルタイムでなくても入園可能!諦めずにトライしよう。
荒川区の保活の基本情報!特徴は?
荒川区の保育園入園に関する情報は下記の公式サイトから入手できます。
https://www.city.arakawa.tokyo.jp/kosodate/hoikuen/nyuuen/index.html
荒川区は、認可保育園への申込期間が2期にわかれています。 来年度の募集案内は10月上旬に公開される予定です。
令和2年の申請期間は、
1次:10月27日〜11月10日
2次:11月11日〜令和3年1月20日
でした。
大きな変更がなければ、申請期間は例年同じだと思われます。
荒川区の保活の特徴は下記のとおり
- 両親フルタイムの点数は40点
- ひとり親への加点は24点
- 同居の祖父母が無職の場合、減点が大きい(−6点)
- 兄弟加点は2点
- 年齢上限のある保育施設卒園に伴う転園は加点が高め(+4点)
- 正社員として内定した場合、加点は2点
- 2年以上の育休復帰による申し込みは加点あり(+2〜4点)
- 保活の相談にのってくれる保育コンシェルジュというサービスがある
荒川区の保活の注意点は下記の通り
- 在宅勤務の場合、勤務時間や給与によって−1点の減点となることも
- 区外からの申し込みは二次申し込みのみ(転入予定であれば一次申し込み可能)
- 求職中の申し込みは1次申し込み対象外
- 入園初年度に利用調整時と異なる勤務条件で転職した場合、退園となるので注意
- 同一点数になった場合の優先順位を決定する基準を要確認
それぞれ解説していきます。
両親フルタイムの点数は40点
利用調整基準指数を見てみましょう。
フルタイム扱いになるのは、
- 労働日数が月20日以上で
- 労働時間が1日8時間以上のとき
で20点となります。
両親ともフルタイム扱いであれば
20(母)+ 20(父)= 40点
となります。
ひとり親への加点は24点
フルタイムのひとり親の場合は
20(フルタイムの基礎点数) + 24 (加点)= 44点
となります。
荒川区のひとり親の加点は、他区と比較するとあまり高くはありません。
同居の祖父母が無職の場合、減点が大きい(−6点)
同居またはそれに準ずる65歳未満の祖父母が無職で、申込児の補完的な保育をすることが可能な場合、-6点と大きな減点になります。
子供の面倒をみることができる祖父母の存在の有無が、保活が成功するか否かの重要なポイントのひとつになりそうです。
兄弟加点は2点
兄弟が在園している保育園に申し込みする場合の加点は、+2点です。
他の23区と比べると加点は高くありませんが、同一指数となった場合の優先順位が2番目と高くなっています。
就労しながら兄弟姉妹を別々の保育園に送り迎えするのは大変ですから、負担を減らすための配慮なのでしょう。
年齢上限のある保育施設卒園に伴う転園は加点が高め(+4点)
年齢上限のある保育施設卒園に伴う転園は、加点が4点と高めです。
卒園後、通う先がなくなることがないよう考慮しているためでしょう。
荒川区は、他の23区と比べると調整加点指数条件が8つと少なく、最大加点が4点です。
4点の加点は、だいぶ有利になると思います。
在宅勤務の場合、勤務時間や給与によって−1点の減点となることも
居宅内での勤務の場合でも、減点はありません。
また、自営業であるか、雇用されているかによって点数は変わりません。
ただし、居宅自営で勤務時間や給与等から仕事への専念度が中心者に比べて低いと判断された場合は、-1点の減点となってしまいます。
また、内職者とみなされると点数が低くなります。
内職者の場合、
月20日以上1日4時間以上、月収5万5千円以上のとき、+15点
となります。
在宅で仕事をしている場合は、
- 開業して個人事業主になっている
- 雇用されていて雇用証明書を書いてもらえる
という状況であれば、内職者とはみなされない可能性があります。
在宅ワーカーは開業届けを出しておくと良いかもしれません。
正社員として内定した場合、加点は2点
正社員として内定した場合、+2点の加点となります。
ただし、月20日以上1日6時間以上の就労を常態とする場合のみとなっています。
保活と就活を同時進行ですすめる方は、正社員での内定を目指すと有利になるということです。
2年以上の育休復帰による申し込みは加点あり(+2〜4点)
2年以上の育休復帰による申し込みは
- 再入園の場合、+4点
- 新規の申込の場合、+2点
となります。
ただし、入園した場合、1ヶ月以内に必ず職場復帰することが必要です。
1ヶ月以内に職場復帰しなかった場合、または育休前の勤務時間・日数と異なる条件で職場復帰した場合は、退園となってしまうので注意しましょう。
区外からの申し込みは二次申し込みのみ(転入予定であれば一次申し込み可能)
区外からの荒川区に申し込む場合は、一次申し込みの応募をすることができないなど、制限が多いのが特徴です。
また、二次申し込みした場合でも、他の申込者(区内&転入予定の方)の利用調整後に空枠が2枠以上ある場合のみ利用調整の対象となります。
さらに、区外からの申込みの条件は、勤務先が区内にあるかどうかによって変わります。
勤務地も区外の場合、区外からの申し込みは、
- 二次申し込みのみ
- 他の二次申込者の利用調整後に2枠以上の空きがある場合のみ対象となる
- 4〜6歳児クラスのみ申し込み可能
- -8点の減点
となります。
勤務地が区内の場合、区外からの申し込みは、
- 二次申し込みのみ
- 他の二次申込者の利用調整後に2枠以上の空きがある場合のみ対象となる
- 全クラス申し込み可能
- -4点の減点
となります。
転入予定の方は、減点対象にはなりません。
その場合は、転入することを証明する書類を用意しておきましょう。
区外の申し込みは、減点も大きく申し込み条件もかなり厳しいと言えます。
求職中の申し込みは一次申し込み対象外
求職中の申し込みは、一次申し込み対象外となっています。
求職中の場合、基準指数は8点です。
就労内定している場合、1次から申し込み可能で、かつ基準指数は15~9点(就労の条件により異なる)になっています。
求職中の申し込みは、就労内定している場合と比べるとかなり不利となりそうです。
保活と就活を同時進行する場合は、
- 正社員で内定を取り加点(+2)を取る
- 勤務予定地の区も保育園に申込むことが可能なら、そちらでも応募する
など工夫が必要となりそうです。
入園初年度に利用調整時と異なる勤務条件で転職した場合、退園となるので注意
せっかく入園できても、入園初年度に利用調整時と異なる勤務条件で転職した場合、退園となってしまいます。
転職を考えている方は、転職のタイミングに注意しましょう。
同一点数になった場合の優先順位を調整する条件があるので、要確認
荒川区では、同一指数となった場合の優先順位が並んだ場合、さらに優先順位を調整する条件があります。
優先順位を調整する条件は、区民歴が長い方が優先など自分では対策が難しいものもありますが、
- 複数園に申し込んでいる方が優先
- 書類の不備や整合性の欠如がない方が優先
などの条件は対策が可能です。
対策可能な条件を知らずに優先順位が下がってしまい、入園できなかったという最悪な事態を避けるためにも、細かいことですが事前に条件を確認し、洩れなく準備しておきましょう。
保活の相談にのってくれる保育コンシェルジュというサービスがある
荒川区には、保育コンシェルジュが保活など保育に関する相談にのってくれるサービスがあります。
それぞれのご家庭に合った情報を得ることができるので、荒川区で保活を始めるならば1度相談してみるとよさそうですね。
平日のみ、事前に予約するとスムーズです。
https://www.city.arakawa.tokyo.jp/a037/kosodate/hoikuen/hoikukonnsyeruju.html
区役所が遠い、小さい子を連れて窓口には行きづらいという方は、交流サロン等での出張相談会も実施されているようです。
開催日時については、区のホームページや各交流サロンでの周知を確認してください。
荒川区の保活難易度は?
荒川区では、入所最低指数は公開されていません。
ただし、地区ごとの40点以上の申し込み数は公開されていますので、最も入園が難しいとされている1歳児クラスにおいて、両親フルタイム加点なしの点数(40点)があれば入れそうかを地区ごとに表にまとめました。
私が参考にした資料は、
荒川区の認可保育園等 令和3年4月入園申込(1次)状況
https://www.city.arakawa.tokyo.jp/a037/kosodate/hoikuen/mousikomi_joukyou_20210401.html
荒川区の認可保育園等 令和3年4月入園1次審査結果
https://www.city.arakawa.tokyo.jp/a037/kosodate/hoikuen/31nen4gatu1jikekka.html
です。
資料を直接見たほうがより多くの情報が得られますので、ぜひ資料もご覧になってください。
令和3年度1次 1歳児クラス |
両親フルタイム加点なしの 点数(40点)で入れるか |
【参考】 内定者数 / 指数40点以上の申込者数 |
---|---|---|
南千住 | × | 129 / 137 |
荒川 | 〇 | 81 / 69 |
町屋 | 〇 | 67 / 64 |
屋久 | 〇 | 154 / 140 |
東屋久 | × | 64 / 65 |
西屋久 | 〇 | 90 / 75 |
日暮里 | 〇 | 166 / 129 |
東日暮里 | 〇 | 84 / 68 |
西日暮里 | 〇 | 82 / 61 |
表を見ると、1歳児クラスは、南千住と東屋久の地区において40点(両親フルタイム加点なし)以上でも入園できないケースがありました。
その他の地区では、40点以上あれば(園を選ばなければ)入園できたようです。
また、両親フルタイムではなくても入れる保育園はあると言えるでしょう。
令和3年度一次では、総申込者数1435名のうち約19.2%が入園できませんでした。
ということは、一次申し込み対象外の方(区外申込者、求職者)の入園はかなり厳しそうです。
特に、1歳児クラスの子どもを通わせやすい保育園・人気のある保育園は激戦の可能性が高いです。
1歳児クラスに申込む方は、
- 内定が比較的多い地域の保育園を入れる
- 希望する保育園を出来るだけ多めに書く
などの対策を取ると良いかもしれません。
荒川区で保活する人へ:1歳児クラスは激戦だが、エリアによってはフルタイムでなくても入園可能!諦めずにトライしよう。
荒川区の保活情報についてまとめました。
荒川区の保活の特徴は下記のとおりです。
- 同居の祖父母が無職の場合、減点が大きい
- 年齢上限のある保育施設卒園に伴う転園は加点が高め
- 2年以上の育休復帰による申し込みは加点あり
- 区外からの申し込みは減点が大きい
- 求職中の申し込みは1次申し込み対象外
- 保活の相談にのってくれる保育コンシェルジュというサービスがある
- 1歳児クラスは、両親フルタイム(40点)プラス加点がないと入園が難しいエリアあり
1歳児クラスは、どこのエリアも激戦ですが、エリアによっては両親フルタイムではなくても入園可能です。
諦めず、通えそうな範囲の保育園を出来るだけ多く希望申請することをおすすめします!
保活での点数稼ぎのコツをまとめました。
https://mlview.org/get-points-nursery-school
他の東京23区の保活情報はこちら。近隣や勤務先付近の保活情報もチェックしましょう。
https://mlview.org/hokatsu-tokyo
保活と同時に就活予定の方はワーママ向け転職エージェントを要チェック
